先日の「割り勘の話」に対して、読者よりメールで感想をいただいた。「男女雇用機会均等法改正の今日、・・・」というもので、男女の別があっても「公平に割り勘(1円単位とまでは言わないが)でも良いのでは」との主張であった。「男性でもおしゃれに結構金を使っている人がいる」。確かにそんな人もいるにはいるけど、女性のそれと比べると少数だろう。女性達が着飾って、化粧をして来ているのは自分のためなんだというぐらいの余裕が欲しい。そうだ、カツラを自己申告するなら必要経費と認め、負担額を減額してあげよう。

 さらに、「男性は(女性がおしゃれに金を使うのと同様に)車に金を使っている」という意見も記されていた。確かにそのような男性の数は多いだろうし、金額も少額ではないだろう。けどね、飲み会の後にその車で送ってくれるならまだしも、「俺、今度新車買ったんだぜ」と言われたところで、それが、アルファロメオであろうが、BMWであろうが、飲み会の参加者の利益とはならない。「俺、コラム書くために毎月の書籍代が3万円かかってるんだ(私のことではありません)」と、言おうものなら嫌な奴になってしまう。「おごってあげたり、お金を余計に払ってあげるのは下心が見え見え・・・」らしい。これから気を付けるとしよう。

 うちの会社も「男女雇用機会均等法」改正の影響で女性の制服が廃止になった。ますます負担が増えて大変だなと思う。その一方で、女性に対して男性が「今日の服、良いね」などと言うのもいけないとなると、お互い興冷めである。平等、平等と言われているが、大事なのは「結果の平等」であって、それぞれに同じ負荷をかけるのではなく、結果において平等に(近く)なるように負荷をかけるべきだ。

 男女間で仕事を区別するのも良くない。私もメール配りなどもできる限り自らやることにしている。かつてはコーヒーもいれていた。そして、毎朝一杯目でテイスティングを行う。ところがある日、いつもと同じ分量で作ったにもかかわらず、苦いコーヒーが出来上がってしまった。次に作ったものも同様に苦かった。原因を調べると、その前の日に新しく豆が補充されており、そのロットから豆を煎り過ぎたような気がする。早速先方にクレームを入れたが、もし先方の担当者が女性だったらそんなに強くは申し入れなかったかもしれない。