メカにうるさい人にも、ビデオデッキを選ぶ際の見落とし易いポイントというものがある。それはカタログのスペックでは表現できない、操作性の部類に入るだろう。

 まず1つめは、説明書でリモコンの使い方の部分を見れば分かることだが、タイマー予約のときにテレビを点ける必要があるかどうかということである。リモコンに液晶パネルが付いていて、そこに予約内容を入力してデッキに転送するスタイルなら良いが、安い機械になるとリモコンもちゃちで、テレビを点け、オンスクリーンで予約をしなければならない機械は使い勝手が良くない。

 2つめのポイントはリモコンが時計機能を持っているかということだ。この機能がないと、予約をしようとすると「開始時刻」が0:00になっている。目的の時刻まで、かなりボタンを押す続けなければならない。非常に細かいことではあるが、イライラしたりする。

 そして、最後のポイントは録画稼働中に新たな録画予約が可能か、という点だ。この要求は極めて日常的である。次に予約したい番組があってもタイマーが止まるまでは、お風呂に入れなくなってしまう。これは説明書に記載がない場合が多い。

 ビデオを買ってしまって気が付く落胆とそれでも、しばらくはその機械を使わねばならない、いまいましさは大きい。毎日使うものだから、値段やスペックだけでなく使い勝手に注目しなければならない良い事例である。「どの機種もほとんど同じですよ」と言う店員からは買いたくない。