「アナウンス効果」。参議院選挙公示直後、「改憲派4党で三分の二をうかがう勢い」という報道が出た。多くの人が「まさか」と思うであろう。「そこまでは取れない」とか、「憲法改正なんて、ありえない」とか。けど世の中はわからないもので、イギリスのEU離脱問題なんか、「残留」と高をくくっていて大慌ての様相ではないか。一方、「トランプ大統領」の可能性は如何に??。

 総理は「憲法改正は今回の選挙の争点ではない」と言うが、実際に三分の二を得たら、彼が憲法改正をやらない理由がない。憲法改正の是非ではなく、だまし討ちのような、そのやり方に、後から怒ってもしょうがない。イギリスのEU離脱問題に多くの関心が集まる中、むしろ重要であるべき国政選挙の情報量が少ない気がしてならない。

 「改憲派で三分の二」報道にはある種の意志を感じた。「アナウンス効果」である。選挙報道では、勝馬に乗るよりも、むしろ逆に有権者が反応することがこれまでに実証されている。「改憲派を勝たしてはいけない」という意識を刷り込むために、意図的に流されたものではないかと私は思った。けど、インパクトや効果を考えるとタイミングが早すぎた感が否めない。

(秀)