「集線装置」??

 IT用語はなかなかわかりづらいものが多い。同じものを別の言葉で言い表していたり、省略されている言葉を開いたり、翻訳したりすることで何となくわかったような気になったりするが、うまく人に説明できないとしたら、理解が十分でないのだと思う。幸い、相手もわかったふりをしてくれるので、何とかその場が収まっているだけかも。自分もたまにそんな場面に出くわすことがあり、取り急ぎその言葉をメモしたり、必死に記憶して後から調べてみたりしている。

 我が家の各部屋には、電源のコンセントの横に有線ネットワークの差し込み(ローゼットと言う)が1つずつある。基本的にテレビを置く予定の場所に付けているが、ネットワークにつなげるのはテレビのみならず、レコーダーもあって、そのレコーダーも1台ではなく、ハブ(HUB)を介して壁面のローゼットにつなげている。

 コンセントが足りないときに、三股プラグやテーブルタップで分配する。そんな感じでネットワークのローゼットの口が足りないときに、ハブを使うわけで、「分配」するものというイメージが強いが、実はその逆である。ハブは複数の伝送を整理して上位のネットワークに送るのが目的であるため、「集線装置」という訳語が使われている。今はそんな分かりにくい言葉ではむしろ通じず、「ハブ(HUB)」と言わないと通じないだろう。

 まあ正しいかどうかは別として、ある一方の見方に対して、もう一方の見方があったりする。多数決が正しいわけではなく、無茶な言い分でも、その真偽や正当性を検討するよりも、「この人はどうしてこんな事を言うんだろう?」とその人の立場や背景を考えるようにしている。共感はできなくても、とりあえずは考えてみる。ただこれはネットワークの仕組みを理解する以上に難しかったりする。

(秀)