いつかこのコラムで書きたいな、というテーマに「何故、人はブランドに弱いのか?」というのがある。あいにくその結論を出すにはまだ至っていないが、それに関する話題について今回は書きたいと思う。なお、本稿の「PRADA」バッグに関わる情報源は「週刊宝島」4月5日号(もう、売っていない)である。かなりショッキングな話だ(私個人には全く影響のない話であるが)。世の中の「PRADA」のバッグの約70パーセントが偽物と紹介されていた。「PRADA」は生地にプリントが施されているわけでないので、偽物も作り易いらしい。

 もし、この70パーセントという数値が本当であれば、3個のうち2個は偽物ということになる。路上で販売しているものが明らかに偽物であるのを除いても、本物と信じて買った中に相当の偽物が存在していることになる。本物と同等の金額を払って偽物を掴まされているわけだ。具体的な判別のポイントは紹介されていなかったが、大量に在庫している店や修理を独自に受け付けている(正規の修理ルートに持ち込まれると偽物とばれてしまうから)ようなところはヤバイらしい。そして、在庫品をそれぞれ比較して、プレートやハトメのデザインに異なる点がある場合はどちらかが(両方かもしれないが)偽物と思われる。偽物の中にはショップのバイヤーでさえ、判断ができないものもあるらしい。ロゴプレートに微妙なデザインの違いがあっても、「ロットの違いによるもの」と店員に説明されれば、あこがれのブランドバッグを前に納得してしまいそうだが気を付けて欲しい。もし偽物と知って販売していれば罪になるが、もし偽物でもそれを偽物と知らずに(知っていても知らない振りして)販売している限りは罪にならないそうだ。

 香港などの路上でローレックスの偽物時計が売られているが、その店主に「ここにあるのは全部偽物だろう?」と聞くと、「いや、これは本物だ」と、自分の付けている時計を見せたそうだ。自分が扱っている偽物時計があまりにも良く出来ているので、自分が騙されないように、ものさしとして、自分は本物を身に付けているらしい。さあ、皆さんも自分が持っているバッグなどを調べてみよう。「なに?、『PRARA』って書いてあるって?。ラッキー。それは一安心。それは『PRARA』の本物に間違いない」。