ひいきにしている劇団がようやく1年間の活動休止期間を終え、6月公演で復活することになった。劇団の名は「ラッパ屋」。ここ2、3年でにわかに注目を集め、最近はチケットを取るのも大変になって来た。最近は主宰の鈴木聡氏が東芝日曜劇場「海まで5分」やNHKの朝ドラ「あすか」の脚本を手掛け、役者も端役ながらもテレビで姿を見掛けるようになった。活動休止期間と言いながらもメンバーの活躍はむしろメジャー化したようだ。復活公演は「ヒゲとボイン」というタイトルで、新宿シアタートップスで6月7日に初日を迎える。今から楽しみである。

 さて、先日国会で祝日改正法が参院を通過した。現在、4月29日の「みどりの日」を「昭和の日」と改め、新たに5月4日を「みどりの日」にするというものだ。4月29日は周知の通り、昭和天皇の誕生日であった。今改正推進派は新たな祝日の意義を「発展を成し遂げた昭和の時代を尊ぶ」としている。一方、反対派は「不幸な時代もあった昭和の時代を単純に尊ぶことはできない」としている。今は「文化の日」となっている11月3日は明治天皇の誕生日であった。しかし、さすがに「明治の日」とは言わない。それに対し、「昭和の日」というのはあまりにも露骨な気がする。

 ラッパ屋の過去の公演に「ショウは終わった」というタイトルのものがあった。私はあいにくその頃は、この劇団のことを知らなかったので、この公演は見ていない。平成元年に公演され、このタイトルには「ショウが終わった」という意味と「昭和、終わった」という語呂の、ダブルミーニングということだった。公演の記録によると、昭和の激動の時期(二・二六事件、太平洋戦争、高度経済成長、全共闘)を「ショウ」になぞらえ、物心がついたときには、これら既に終わっていた、「遅れて来た世代」としてのストーリーであったようだ。しかし、現実には祝日として昭和が復活して来るようだ。「ショウは終わった?」