だいぶ前(4年ぐらい)の話になるが、公園で子供と遊んでいたら、一人の老婦人が私に声を掛けて来た。これで相手が複数や子供連れであったりしたら、宗教の勧誘という確率が高いが、今回はそうではなさそうだ。さて、その老婦人はいわゆる世論調査の調査員(おそらくバイトかパート)をしていて、ある人のところを訪ねたが留守なので、モニターの人と年格好が近そうだということで私にモニターの代理になって欲しいということであった。「図書券とテレフォンカード、どっちが良いですか?」。早速質問かと思いきや、モニターの謝礼はどっちが良いかというお尋ねだった。

 冒頭、世論調査と言ったが、正しくは新聞やテレビ局といった、マスコミからの調査依頼ではなく、広告代理店かマーケティング会社が行っているモニター調査であった。スポンサー(調査依頼元、クライアント)も数社相乗りで、質問の数も相当多く、謝礼を単価割りすると一回答20円ぐらいになってしまう。調査の中身はこんな質問であった。「これからパソコンのメーカー名を読み上げますから、知っているか、知らないかを答えて下さい」と言って、おばさんは質問を始めるが、おばさんには馴染みのない名前ばっかりでうまく読めない。しょうがないので、その原稿を見せてもらい。「ここにあるのはみんな知ってます」と答えて、この質問は終わった。

 続いては、チョコレートの質問。「チョコレートをどのくらいの頻度で食べますか?。自分で買いますか?。買うときのポイントは何ですか?」といった質問が回答の選択肢とともに読み上げられる。次にパッケージの包み紙を見せられ、質問が続く。「この商品を知っていますか?。食べたことありますか?」といった、具体的な商品向けの質問である。しかし、嬉々としてチョコレートを買っている歳ではない。「子供の頃は確かに買って食べたけど」。というわけで、話はタイムスリップし、次回「チョコレートの話」へとつづく(予定)。