昨日の「おいしく召し上がれますように」というタイトルだけで、「銀だこ」とすぐに分かった人から早速メールが届いた。そのメールには、「持ち帰りでなく、焼きたてがおいしいよ」とも書かれていた。おそらく、世にあまたある加熱した食べ物は総じてそうに違いない。店のお姉さんは尋ねる。「すぐお召し上がりですか?」と。すぐ食べる場合はその場でソース、青のり、かつおぶし、マヨネーズ(塗って良いか、一応聞いてくれる)で仕上げが行われ手渡される。もしここで、「いいえ」や「しばらく掛かります」と答えると、青のりとかつおぶしをふりかけ、ソースとケチャップは小袋入りのものが渡される。わたしはいつもこのパターンだ。「京たこ」のように店の前にベンチなど用意していない(少なくとも私が知っている限りでは)。昨日もできればすぐに食べてしまいたかったが、理性で持ち帰った。

 まだ「銀だこ」が何であるかをご存知ない方には説明をせねばなるまい。要はタコ焼き、たかがタコ焼き、されど...。虜の私(ここまでリズムよく読んでね)。形は丸だし、8個入りで400円(税別)というのはほぼ世間並である。しかし、タコが違う。表面が違う。まずタコは西地中海で取れた刺し身用らしい。そして、焼いている様子を見れば、鉄板で油が跳ねている。最後の工程は焼いているというより、揚げているという表現がぴったしである。よって、表面はカリカリ。「京たこ」のとろりとした感じとは好対象だ。

 会社で話題にしてみたら、ほとんどの人が知っていた。銀座の本店をはじめ、多くの店で行列ができているそうだ。しかし、行列ができるのは単純に買い手が多いからだけでなく、生産性が良くないこともかなり影響しているような気がする。表面をカリカリに焼くため、通常のタコ焼きよりも焼き上りまでに余計に時間が掛かる。表面の色は普通のタコ焼きならNGになってしまう色合いである。焼き上がったものは次々と売られて、お客は常に焼きたてを買い求めることができる。それはうれしいことだが、客としては待たずに焼きたてを買えるに越したことはない。それでも長い行列が出来るのを放置しているのは、繁盛ぶりをPRするためであるというのは考え過ぎだろうか?。しかし、タコ焼きは疑うことなくうまい。