藤子不二雄氏の漫画の多くは昭和30年代後半から40年代に原作が作られたものが多く、今となっては時代のギャップを感じる設定が多い。まず、今時あれほどの空き地は存在しない。きまって、その空き地には必ず土管が3個山積みになって置かれている。それに登場人物は皆一軒家に住んでいる。以前ある番組で、のび太の家の資産価値を試算していたが、都内の世田谷区の設定で、バブル当時とは言え、億単位の値段であったと思う。のび太の家は金持ちなんだ。あの家をいずれは相続するはずだし。

 そう言えば、一人っ子が多いのも氏の漫画の特徴の一つである。これはドラえもんに限ったことではない。オバケのQ太郎を除き(正太にはお兄さんがいる)、キテレツ君もバケル君もエスパー魔美もジャングル黒べえ(ちょっと自信がないが、怪物くん、ウメ星デンカ、忍者ハットリくんもそうだったような気がする)も主人公(または主人公のいる家の少年)は皆一人っ子である(パーマンのみつおにはガン子という妹がいる)。

 もっと詳しく見ていくと、一人っ子は主人公だけではない。ブタゴリラ、トンガリ、みよちゃん。キテレツ君の仲間は皆一人っ子である。ドラえもんもジャイアンにはジャイ子がいるが、しずかちゃんも一人っ子だし、スネ夫も...??。あれ?!。「スネ夫には弟がいるんだよ」と、長男が言う。確かにスネ夫によく似た小さくなったスネ夫を見た覚えがある。

 早速、インターネットの検索エンジンで「スネ夫の弟」と入力して検索すると、数件ヒットした。彼の名前は「スネツグ」で、おじさんの家に養子に出され、ニューヨークに住んでいるようだ。一見マイナーな存在だが、検索エンジンで安易に探し出せるなんざ、結構マニアの中では有名な存在なんだなあ。