一年なんて「あっ!」と言う間であった。2000年だか、ミレニアムだか、世紀末だろうと、やはり予想通り普通の年として暮れようとしている。思ったよりも(私としては思った通りであるが)ミレニアムの経済効果はなかった。それどころか不況はますます深刻化している。この年末、「世紀越え」に対する華々しさが今ひとつ欠けるのは、不況と前年の例で「騒いだ割にはいつも通り」という経験によるものだろう。

 一年を自分が書いたコラムで振り返ってみるとは、数年前まで思ってもみなかった。そのいくつから時事ネタを拾ってみると、キーワードと言うか、キーパーソンと言うか、森首相は今の日本の状態をよく表している人だと改めて思う。去年の今頃、「森首相」の登場を予測した人はいないはず。

 とうとう、2000円札を手にすることはなかった。思ったほど流通していないのは自動販売機での面倒などもあろうが、国民は思ったほど2000年という区切りにこだわらなかったことも影響していると思う。干支と同じ様なもので年末年始の時だけは意識してもあとはほとんど気にしていない。せめて2000年札が年当初に発行されていたら、もっと流通しただろうし、自動販売機の対応も促進されて経済効果も期待できていたかもしれない。

 「世紀のOON対決!」。そんなもんは数年前にも実現の可能性はあったし、2001年の日本シリーズで初めてのON対決になっていたら、こんな言い方はしなかったはず。

 散文羅列。今年のコラムは明日まで。