第1180話 ■紙人形ジョニー

 何か探したいこと、知りたいことがあったらどうするか?。随分以前なら周りに聞いてみると言うのが多数の意見だろうが、最近は内容にもよるがパソコンで検索エンジンにその適当な言葉を入力しているのではなかろうか?。私たちは気がつかないまでもそんな行動を起こすように体が馴染んでしまっている。

 紙人形ジョニーとは駅や繁華街などでゲリラ的に路上販売している人形である。人垣の中に20センチほどのピエロの紙人形がいて、売り子の声にあわせて飛び跳ねたり、お辞儀をしたりする。観客の声にも反応して動作する。その動きが面白いのと不思議さに観客は集まっている。要は物売りでこのジョニーを販売するためのデモンストレーションである。私が最初にこれを見たときは同じ人形であるが、ジャックという名前で500円だった。それが今はジェニーという名前になって1,000円になっている。

 1回のデモンストレーションは10分足らずであるが、デモが一段落ついたところで購入希望の観客が現れ、ざっと10人くらいが買い求める。いったいジョニーはどうやって動いているのだろうか?。ひょっとしたらインターネットにジョニーのことが載っているのではないかと思い、最初は「操り人形 ジョニー」で検索してみた。すると「紙人形 ジョニー」で検索するとタネが分かるサイトがあるとのコメントがあった。「あ~あ、なるほど、やっぱりね」。ほぼ思い描いていたからくりがはっきりと分かった。同様に気になる人はご自身で検索していただきたい。

 しかし、そもそものからくり以外にもいろいろと不思議な点もある。ジョニーを買い求める観客はゴソゴソと財布から金を取り出している雰囲気がなく、サッと1,000円札を取り出している。そしてタネが気になるから買い求めたらすぐにその場で袋を開けてタネを確認したくなるのではないか?。そんな人はいない。誰までがサクラなのだろうか?。こればっかりはネットで検索というわけにはいかず、現場でじっと観察してみるしかない。

(秀)