第1721話 ■電子レンジの今昔

 先週末に電子レンジを買い替えた。確かに家電好きの私ではあるが、調理器具に関してはほとんど知識がない。けど「加熱水蒸気」という言葉は知っている。ヘルシオという機種が出て、塩分や油を落として健康に良いと謳われた技術である。

 当時いくつか見てみたが、ヘルシオがネームバリューのせいか、ざっと10万円という値段で、他社の同様の機種が1~2万円安いという感じだった。しかし私には値段以上に購入できない理由があった。それは食器棚のスペースだった。加熱水蒸気対応の電子レンジはでかい。それなのに庫内の容量は小さかったりする。何よりも奥行きのスペースが不足していて、大きくはみ出してしまい、置くことができない。

 まあそんなことがあったが、先週末に家電量販店に行ったときにそれとなく電子レンジをコーナーを見たら、加熱水蒸気対応のレンジで奥行きのコンパクトさを謳う機種があって、しかも値段も3万4千円と極めて手頃だ。まさに運命を感じ、家人を何とか説得して冬のボーナス払いで購入と相成った。後から家人が購入に乗り気でなかった理由が分かったが、それは「レンジを使った凝った料理を求められるから」だった。私としては単に塩分と油が落ちてくれればそれで良かった。

 電子レンジといえばアニメの「天才バカボン」を思い出す。私はこれで初めて電子レンジの存在に触れた。ママは電子レンジを欲しがっているが、8万円と高価であるため買うことができない。そんなある日、祭りの、のど自慢の優勝賞品が電子レンジであることを知ってパパはがんばる。途中練習をライバルに妨害され、ケガまでさせられるが、パパは満身創痍で舞台に立ち、見事に優勝を勝ち取った。私は子供ながら、そのソーンではパパに拍手を送った。

(秀)