第180話 ■天狗なわけじゃないけれど

 「俺の友達に凄いやつがいるんだ」と、さも得意そうにその友達の武勇伝を語り出す人がいるが、凄いのはその友達であって、語っている君は別に凄くも何ともない。ホームページやメルマガの中に他人のコンテンツに依存したものが多く見受けられる。「他人のホームページを紹介するホームページ&メルマガ」って、確かに凄いホームページが紹介されているかもしれないが、紹介している方はさっきの語るだけの友達と同じような気がする。

 「秀コラム」のメルマガ読者はこれ以外にも幾つかのメルマガを購読していることだろう。私もそうである。しかし、日々配達されて来るメルマガ全部に目を通すのは結構大変なことである。「秀コラム」は一気に読める文量で余計な要素は全て排除している。URLを紹介するだけのメルマガはオリジナリティが感じられないし、旬を過ぎれば終わりであるが、「秀コラム」はいずれ自費出版でも本になる予定である。

 「秀コラム」は「ひでこらむ」と読む。私の苗字から来ている。もし私が「山田」であったならば、「山コラム」という、アウトドアなコラムを書かなければならなかったかもしれない(そんなわけはない)。しかし、どうもこのタイトルには華がない。そして、中身がよく分からない。他のホームページやメルマガの紹介を見ると、他には色々と趣向を凝らした名前が付いている。「ナースのお仕事」(このメルマガは「まぐまぐ」に実在)、これだけで何だか読んでみたくなる。この他にも「人妻(同じことでも「主婦」ではちょっとパワー不足)」、「出会い」、「得する(儲かる)」というワードは、それだけで人々の関心が集まりそうだ。

 私もどうにか読者を増やそうと、検索エンジンへWeb紹介の登録を試みるが、「秀コラム」というワードで検索する人など存在しないだろう。「コラム」で検索すると膨大な数がヒットして、きっと埋もれてしまうに違いない。こうなると、検索エンジンの効果は甚だ疑問である。試しに幾つかのエンジンで「秀コラム」と入力して、検索してみたら、「秀コラム」ではなく、コラム「秀」というのが引っ掛かった。類似品にはご注意願いたい。(あまり、面白くなかったし)