第516話 ■ストレス

 現代人たる者、日々ストレスを溜めながら暮らして行くことはもはや避けられない。何もあなただけが世の中のストレスを一手に引き受けているわけでない。このように日常生活で溜まったストレスを解消するには、非日常的な状態に身を投じるのが良いかもしれない。とりあえず私は会社を休むとともに、コラムもお休みして。イカン、イカン。会社はともかく、コラムまで休んでは、かえってストレスが溜まってしまいそうだ。

 手軽なところでは、「飲む」だろうが、あいにく私はほとんど飲めない。「食う」にしてもそれほど食に対するこだわりはない。好き嫌いも多いし。「無駄遣い」という手もあるが、晴れた気以上に浪費を悔いることが多い。結局はマイナスである。やはり、日々の喧騒から離れてゆったりと温泉につかるというのが良さそうだ。旅館の畳の上で大の字になって、あくびをきめてみたい。かと言って、暇も金もないので、手っ取り早く銭湯にでも行ってみるとしよう。

 読者の中にはリフレッシュのために旅行に出掛ける人もいるだろう。しかし、私は出不精だ。帰省ぐらいでしか家を空けることはない。やがて、(今住む)家に帰る日が近づくにつれ、何となく落ち着かない。そして、家にたどり着くと、いつもこの台詞が自然と出てしまう。こんな人は結構多いのではないだろうか?。さあ、皆さんもご一緒に。「あ~ぁ、やっぱり家が一番」。

(秀)