コラム

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第1377話 ■崇徳院

 まずは和歌の勉強から。  「瀬を早み岩にせかるる滝川の われても末にあはむとぞ思ふ」  口語訳は以下のようになる。  「急流が岩に流れをさかれても、再び下流で一つになるように、あなたと私も今は仲を引き裂かれて会えなくても、将来は必ず会って […]

第1376話 ■続・三丁目の夕日

 たった今、映画を見終わった。まず予言。日本アカデミー賞連続受賞おめでとう。これ、ほぼ間違いない。正編と比べても、この続編の方が面白いし、ストーリー的にも良く練られている。約2時間半近くにまでのぼる大作だ。それでいて、時間が長いから、だいぶ […]

第1374話 ■ちりとてちん

 最初、「ちりとてちん」と言葉を聞いたときには、落語の演目のそれだと思っていた。その日の碁会が急に中止になってしまい、料理が残ってしまった。そこでご隠居がへそ曲がりで知ったかぶりで愛想のない寅に声をかけ、食事に招待するが、寅は文句を言いなが […]

第1373話 ■大連立??

 自民党と民主党のトップ会談で両党の連立が話し合われ、民主党はこれを拒絶したわけだが、これで小沢代表が辞意を表明した。金曜日の夜にスポットニュースで「福田首相提案の連立提案を民主党が拒絶」というのを見たときには、それほど驚かなかったが、その […]

第1372話 ■偽装あれこれ

 官も民も不祥事続き。民の場合は、食品を中心とした偽装であるが、要は嘘、偽物の類。これは官の場合も同様に言える。年金問題もインド洋での給油量の間違いも要は嘘、偽物の類。それにしても次から次に出てくる食品絡みの偽装問題。消費期限に内容物のごま […]

第1371話 ■じゅげむ解説

 落語噺「じゅげむ(寿限無)」は高座では、駆け出しの前座が行うネタである。そのフレーズが面白いのか、NHKの「にほんごであそうぼう」という番組でも再三取り上げているので、子供たちにもこのフレーズを耳にしている者たちが多そうだ。  「寿限無、 […]

第1370話 ■待つことの許容について

 基本的に私は並ぶとか待つことに関して寛容な方だと思う。特に、開場・開演待ちには平気である。最近は毎週日曜日の早朝寄席に開場30分前から一番のりで並んでいる(そもそもそれほど混むものではない)が、むしろこの時間は楽しい。この他にも芝居の当日 […]

第1369話 ■ブログはじめる

 これまでブログを始めようと思って、実際に何度か始めたことはあったが、三日坊主とは言わなくても途中でくじけることの連続だった。作っては潰してを繰り返してきた。それは自分にとって、コラムとの関係においてブログの位置づけが中途半端だったせいだと […]

第1368話 ■目黒のさんま

 落語「目黒のさんま」をご存知だろうか?。主人公は、さるお殿様となっているが、中にはこれが将軍様(家光)と設定されている場合もある。しかしながら、暇でしょうがない主人公が暇つぶしで目黒に遠乗りする話としたら、参勤交代で上京している、お殿様の […]

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