週末そして週明けと米英軍のイラクに対する攻撃の戦争報道がマスコミで大量に溢れている。さすがに朝からこんなシーンを見て気分が良い事はない。いろいろとチャンネルを切り替えても時差をおいて同じ内容を他局でも流しているし、同じ局を見ていても時間をおいて、同じ内容を何度も繰り返し流していたりする。
合間を見つけて、天気予想。スポーツコーナーはどうでも良いので、またチャンネルを切り替えると占いなんてのをやっている。勢い余ってリモコンの「12」のボタンを押すと、「おはスタ」という子供番組をやっていた。ほのぼのしているが、朝からこのテンションでは会社に着くまでに疲れてしまいそうだ。
どこも朝の番組が画一化してしまって面白くない。新聞各紙を貼り出して紹介するところなんか何の工夫もなく、ただ新聞の内容を垂れ流しているだけである。各局系列の新聞社があって、その新聞を中心に取り上げているのかどうかまでは詳しく見ていないが、スポーツ新聞や芸能ネタはどこも同じ内容を取り上げている。
さて戦争報道であるが、この時期は「ついでに聞いてみました」程度の取材(果たして取材と呼べるのか?)で芸能人から「戦争反対」の声を引き出そうとして、その策動にまんまと乗った芸能人が芸能欄を飾るようになった。誰もユースケ・サンタマリアの真面目腐った「戦争反対」のメッセージを朝から聞きたいとは思っていないだろう。氷川きよしもメッセージを送っていた。テレビや紙面でいくら芸能人が語ろうとブッシュや小泉は見ていない。
それでもマスコミはどう勘違いしているのか、とりあえずそれに便乗し紙面を埋めてしまう。安易に作られる紙面に、それを何の考えもなく流すテレビ局。きっと昼間のワイドショーもこの路線がしばらく続くのか?。そういう意味でも早く戦争が終わって欲しいと願う私であった。「もう良いかい?」、「まーだだよ」。
(秀)