今年最大の話題の本と言えよう。「世界の中心で、愛をさけぶ」。映画にもなったし、ドラマにもなった。とりわけ映画はロングラン。それにより本の売上にも拍車がかかった。どれくらいのものかと思い、読んでみた。つまんなかった。ドラマを見てストーリーを知っているから、という要素を斟酌しても、読んでいてのドキドキ感が感じなれなかった。内容が薄っぺらな感じ。
本は読んだし、ドラマも見た。一方、映画は見ていないがまあ、推して知るべしといったところか?。ところで、ドラマは原作とかなり部分で異なっていた。原作のままでは内容が薄すぎるため、間がもたないのであろう。
まず、タイトルに騙されてるぞ。おおよそのストーリーの展開に世界の中心など関係ない。骨を撒きに行くだけの場所だ。むしろ、私にはこのシーンが冗長的な気がする。ところが、これがもし他のタイトルだったならここまでヒットしていないだろう。そもそも死をもって無情を表現することは最も簡単で短絡的なことだと私は考える。
それに、みんな平井堅に騙されてるぞ。映画の主題歌、「瞳を閉じて」の歌声に騙されてるぞ。まんまとメディアにしてやられたって感じ。
(秀)