久間防衛大臣が「原爆しょうがない」といった失言により辞職した。マスコミでは原爆発言なんて書かれていて、ちょっと見、爆弾発言にも見えたし、爆弾発言の凄いのが原爆発言という新たな用語ができたかのようにも思えた。辞任の際の記者とのやり取りをニュースで見たが、あまり反省している感はなく、参議院選挙のために身を引くことを訴えていた。
それにしても安倍内閣は素人集団だ。首相自身閣僚経験は官房長官のみしかない。それをベテランが支えるでもなく、自分よりも経験のない人々を閣僚に選んでいる。それでも政府が機能しているのは実態は官僚が仕切っているからに過ぎない。結果として、そのとき人気があっただけで、総理になるには早すぎたのかも知れない。
ところで、防衛大臣の辞任についていろいろとマスコミは騒いでいるが、私は後任人事に注目したい。小池百合子防衛大臣。女性初の防衛閣僚となる。私にはこれがミスキャストに思えて仕方ない。国民の支持が回復するはずがなく、安倍政権最大の失策だと思う。キャスター上がりの女性大臣に国が守れるとは到底思えない。北朝鮮から近海へミサイルが飛んできた際に適正な対応ができるのか?。マスコミや一般の人々もそう思っているだろうが、テレビやメジャーマスコミはそういう本音は言えない。これからの週刊誌や三流マスコミなどの媒体の反応にまかせたい。
年金問題など自民党にとっては選挙で負けるネタが山ほどある。結果、参議院では少数与党となり、衆議院も解散せざるを得なくなるのではないかと思う。結果政局はごたごたするだろうが、行政は粛々として進められるだろう。大臣が誰であると、これは官僚が仕切っているからで、防衛省も同じだろうが、小池防衛大臣について私は不信任だ。まあ、参議院選挙で大負けし、安倍政権崩壊というわけで、どうせ約1ヶ月の任期だろうけど。
(秀)