NHKのニュースは安心して見ていられる。特別に解説の番組でなければ、事実をただ淡々と伝えるだけだからだ。それに引き換え、民放のニュースは時間の拡張とともにニュースショー化して、コメンテーターなどが出て、解説を加えたり、キャスター自身がコメントを発するようになった。しかもその解説やコメントが非常に当たり前すぎて全く面白くない。
加えて、街頭インタビューで市民の声を取り上げるケースも増えた。これまた気の利いたコメントが出てくるはずもなく、全く面白くない。だいたいは恐怖や不満を吐露する内容だ。逆に異端的なコメントやテレビ局が期待したコメント以外のものは、例えあったにしても、放送で採用されることなく、捨てられている可能性がある。
こんな情報過多な時代なのだから、テレビでのニュースはコンパクトで良いのではないかと思う。興味がある話題については、ネットで調べるとかの方法もあることだし。当たり前すぎる解説やコメントなら、なおさらいらない。
(秀)