買い物というのはいろいろと楽しいもので、買う直前などは気分も相当に高揚しているので、脳内では活発にアドレナリンが出ていることだろう。けど、「何でこんなもん買ってしまったんだろう」と後になって後悔することも少なくない。買うときの高揚感が高ければ高いほど、後悔する気持ちも強いようだ。
買い物の後悔って奴は、第一に品質などが思っていたよりも劣っていたときなどに起こるようだが、結果として、それをあまり使用しなかった際に、この後悔というか不満が起きる。「使わない」ということは、「なくても同じ」ということで、わざわざ金を使って買った意味がないというものだ。
裏を返せば、気に入ったから使っていることになり、それなりに愛着も出てくる。ただ、気に入っているにもかかわらず、使用する出番が少ないものもある。例えば、ビデオカメラなど。運動会などのイベントがないとなかなか使うことがない。それでもちゃんと使う機会があるから良いのだが、それほど頻繁に使わないものに大枚をはたくのにはなかなか勇気がいる。
最近ものを買うときには、一生懸命にそれを使っているシーンを想像してみることにしている。そして今の状態を比較してみて、それほどの差がないとしたならば、欲しいものではあるけども、必要なものではないということにようやく気が付いた。
(秀)