どうやらワールドカップも無事、その幕を降ろすことができた。当初は様々な準備不足を指摘する声も挙がっていたが、いざふたを開けてみると、何ならあっという間の1ヶ月であった。テロやフーリガンが暴れることもなく、はたまた通勤途中の私が外国人サポータに呼び止められ、おどおどすることもなく、まずはご同慶である。
一方で、反省すべき点もある。まずは空席問題。それに伴う、観光客減少問題。当初はマスコミなどでも取り上げられていたが、未発売分を販売し始めたあたりから報道のトーンが急にダウンした。しかし、最初の段取りがうまくいっていなかったことに関する決着は未だついていない。それと、今回スタジアムを作った所の維持費はどうなるのだろう。スタジアムの建設や周辺道路の整備を受注した建設会社は儲かったにしても、その出所やこれからこれらを維持していく費用を考えると、「経済効果」などと能天気なことは言っていられない。今度は地元住民などがこの穴埋めのための税金を毟り取られていくことになろう。
まあ、日本代表の結果については個々いろいろの感想をお持ちであろうが、前回までの結果に比較すると、飛躍的な伸びを示しているのは確かだ。共催の韓国が4位まで進んだがために、余計に欲が出て、日本チームの結果を不満に思っている部分も無きにしも非ず。日本が決勝トーナメントで負けた後にマスコミは「日本が負けた分、共催国の韓国にがんばってもらいたいですね」、などとこぞって韓国を応援し、また日本国内の韓国サポータや韓国での応援振りを取り上げて盛んに放送していたが、あれはきっと「やらせ」だったと思う。
昨晩、「電波少年」を見ながら思い出した。教科書問題や靖国神社参拝問題がワールドカップ共催に悪影響を与えたとして、それを払拭し、日韓友好のために矢部太郎の「韓国人を笑わせに行こう」というコーナーがあった。お笑いイベントは成功に終わったが、肝心のワールドカップに絡めた彼の企画が用意されなかったのは何故だろう?。それとも、現在編集中とかで、そのうち放送されるのだろうか?。次の日本代表チーム監督よりもこちらの方が私には気になる。
(秀)