新学年の際にはクラス替えがあって、小学校で奇数学年、中学高校では毎年、クラス替えが行われていた。当時からそうだったが、このクラス替えはどのようなやり方で行われているのか、とても気になっていた。たまたま中学校の教師経験者の方と仲良くなったので、このことについて聞いてみた。同窓会って日頃の付き合いでは接触がない人とでも繋がれるのが面白さの一つである。
ちなみにここで紹介している内容はその人が教えてくれた例で、経験も長く、転任のあったと思うので、ある程度の普遍性はあるかもしれないが、全国的にこのやり方が一般的かどうかはわからない。
まず、クラス替えは前年度の終わりに前担任らによって行われる。そして、クラス対応の合唱コンクールでの伴奏者が必要なので、ピアノが弾ける人が各クラスに最低一人は割り当てられる。そして、クラス単位での成績が全体で均一になるように振り分けながら、同様に、運動の面でも偏りがないように調整していく、とのことだった。例外的に、生徒間の仲良し関係を維持することが必要と思われる場合は配慮が行われる。
この状態で年度をまたぎ、人事異動等を経て、新たな学年担任のチームが編成された段階で、それぞれがどのクラスを担任するかが検討される。基本的にキャリアが浅い先生などから優先であまり問題がなさそうな生徒を集めたクラスを引き受け、ベテランの先生が最後に残ったクラスを引き受けると聞いた。
実際に聞いてみると、それほど驚くような方法ではなく、想像もでき、実に現実的なものでややがっかりとした。やはりこのような現場はコンサバなんだと思った。積年の疑問って結構こんなことだったりするよね。
(秀)