オリンピックが終わった。これから先、ワイドショーもネタに困ることだろう。そう言えば最近、芸能ネタもせこいものばかりだ。それに比べると、オリンピック期間中はしょうもない芸能ネタを聞くことなく良かった。2週間余りの短い期間の出来事であったが、柔道に始まったメダルラッシュの時期からは随分時間が経っているような気がしてしまう。前回のオリンピックの頃のコラムを読み返してみると、同じようにワイドシューのことを気にしていた。4年間経っておきながら、発想の進歩が認められないのは悲しい。
さて、オリンピックが終わってもう一つ気になることは、景気動向のことである。デジタル家電の売上がオリンピックに向けて好調だったようだが、私の周りに薄型テレビを買った人などいない。それはさておき、実際に売れていたとしたら、オリンピック終了を機にそのペースが一旦落ち着くのは間違いなかろう。何も今頃大型テレビを買ってやろうという人はほとんどいないと思われる。次は年末のボーナス時期か?。DVDレコーダーも含めて、これからしばらく値下がりするのか?。
オリンピック代表選手が帰国してくる映像がテレビで流れる。メダルを取った選手などは必ずメダルを首から掛け、表情もにこやかにカートを押している。メダリストがメダルとともに映像に納まるのは暗黙のルールのようになっている。あの空港のゲートを出てくる彼らは一体いつからメダルをぶら下げているのだろうか?。まさか搭乗時からということはないだろう。到着後、鞄から取り出してメダルを掛けている姿を想像すると笑える。
(秀)