子供たちの夏休みも既に半分以上が過ぎた。休みは嬉しいが、そろそろ暇をもてあまして、友達に会いたくなっている頃かもしれない。そんなときは全校登校日も苦にならない。私が小学生の時は毎年8月1日と21日の2回、全校登校日が設けられていた。
ほんのわずかしか会わないだけだったのに、日焼けした顔や急に背が伸びた姿がちょっと懐かしく感じられたりする。やがて教室に先生が現れ、並んで体育館へと向かう。8月1日には決まって戦争や原爆の話が戦中派の校長によって語られた。戦後派校長の今はどんな感じなのだろうか?。その他には、水の事故への注意などが話されたと思う。そして、プールでの忘れ物の落とし主探し。忘れ物が次々に紹介されるが、決まって下着の忘れ物があった。
この全校登校日というのは持ち物においてかなりリスキーである。終業式に持ち帰った上履きを忘れてきたりする。私も何度か経験があり、休み期間中掃除をしていないので、靴下は真っ黒になった。
「学校の先生は休みが多くて良いなあ」、なんて言うと、「別に休んでいるわけではなく、出勤している」、との返事が返ってくる。けど、授業をしたり子供たちの相手をすることに比べれば、はるかに楽じゃないか。給食がないけど、昼食はどうしてるのかな?。
一説によると、全校登校日は先生たちの給料日だという話がある。今は銀行振り込みだろうが、給与明細の授受があるらしい。本当かどうかは知らない。
(秀)