今週あたりテレビ番組は改変期特別プログラムということで、通常放送とは異なり、スペシャル番組を流していることが多い。しかもその放送時間は長期化する傾向にあり、3時間スペシャルというのが今回やたらと目につく。そして、折からの不況による制作費の抑制はスペシャル番組でも容赦なく、金の掛かっていない、「ゆるい」番組が続く。
「クイズ ヘキサゴン」もこの日はスペシャル番組で、毎週やっている、チームで縄飛びをしながらクイズを答えるコーナーが、引き続きクイズもなく縄飛びを最も数多く飛べたチームにスペシャルポイント、というのをだらだらやっていた。何のひねりもない大縄飛びをしているだけのシーンをゴールデンタイムに流してしまう感覚に頭が痛くなってきた。
一方、「いきなり黄金伝説」は高速道路のサービスエリアでギャル曽根が名物の食べ物を食べながら、高速道路を芸人の運転で西へ西へと移動していく番組を3時間たれ流していた。これもかなり安上がりでゆるい番組。スペシャルと言うからに通常放送回よりも視聴率を取りたいのだろうが、ゴールデンタイムの番組がこんな体たらくで良いのかと思ってしまう。不況感が制作サイドだけでなく、編成サイドにもおよんで、全体的にマインドが低下してしまっている。危機感が全く伝わってこない。
それでも何故かテレビを消すことができず、パソコンを打ちながらもついつい見てしまう俺。
(秀)