「パソコンはいつ買うのが良いか?」、と聞かれれば、「次々に高機能のマシンが安くなっているから、できるだけ待った方が良い」と答えるのが正解かもしれない。あながち間違いではない。ただそんなことを言っていたら、一生買うことができない。うまいタイミングで折り合いをつけて、うまく買うのが買い物の妙である。それでも、待てば待つほど、良い条件でモノが買えるのは分かっている。一部の例外を除けば。
世間の多くの人が、今夏のボーナスで一番買いたいもののトップが地デジテレビだそうで、一方パソコンは苦戦することが予想される。パソコンメーカーにとっては寒い夏になりそうだ。折からのネットブックの登場で単価が下がっている。そして、10月の下旬に登場する新OS、ウィンドウズ7を待っての買い控えも予想されている。そもそもビスタに不満が大きいから、さらに遡って、XPの方が支持されたりと、変な動きをしている。
全体的に価格が下がって、私の物欲を刺激してくるパソコン、とりわけノートパソコンだが、以上のような理由で購入にまでたどり着かない。ウィンドウズ7まで待った方が良さそうだし、そのときまで待てば、もっと魅力的なハードウェアが出ているかもしれない。しかし、実際にウィンドウズ7が出ても、まだ買わないかもしれない。
次から次に新製品が出てくる。当然のことながら、新製品もいずれは古くなる。「パソコンはいつ買うべきか?」。その答は「(今使っているパソコンが、)壊れたとき」なのかもしれない。
(秀)