産経新聞者の記者さんからのメールが届いたのは今週火曜日のこと。そのメールには「メルマガをテーマに取材」がしたい、と書かれていた。おそらく、まぐまぐで私のメルマガを見つけたのであろう。ちょっとの時間、葛藤、煩悶。「これでメジャーになれるか?」という気持ちと「秘密(第200話参照)がバレると、コラムが終わってしまう」という2つの意見の戦い。結果、取材を引き受けることにした。その旨返事を書くとその翌日に、またメールが来た。そのメールには「活動されている様子を直接拝見してお話を伺いたい」と書かれている。早速、そのメールにあった電話番号に電話をする。「書いている場所は電車の中なんです」。
その電話から数時間後、記者さんとは会社の最寄り駅で待合せ、そのまま地下鉄で新橋まで移動した。電車内でいつものように書いている様子の写真をこっそり(無許可で)撮った。「後ろ姿だけにして下さい」と注文をつける。本当は自宅まで来て、メルマガを発信しているところも見たいと言われたが、さすがにそれはお断りした。新橋に着くと喫茶店に入って取材を受けることにした。アマンドに入る。中では誰かと待合せをしている女性が目についた。しかし、彼女達は私が想像するに、仕事帰りのデートの待合せではない。出勤前の客との待合せに違いない。いわゆる「同伴」というやつ。そうだ、ここは銀座のはずれでもある。
話がそれたので元に戻そう。記者さんに質問された幾つかのやり取りを。「どうして、内緒でコラムを書いているんですか?」、「200話を読んで下さい」。「コラムを書き始めた理由は何ですか?」、「100話に書きました」。「毎日書いてらっしゃますけど、どうして毎日続けられるのですか?」、「300話に書いたんですが、…」。「コラムを書く上でどんなことを意識していますか?」、「それは近日リリースの400話に書く予定ですが、…」。「これでうまくいって、文筆業に転身したいといった気持ちはありますか?」、「それはありません、サラリーマンをやっているから、その視点で書けていると思いますから」。
終始こんなあっさりしたやり取りであったわけではなく、約一時間の間に書籍化にこだわる理由なども含め、いろいろと話した。聞かれていないことも話した気がする。今回の記事は今度の日曜日(12月3日)の産経新聞に載るらしい。けど、首都圏版だけらしい。期待していた、コラムのタイトルやサイトのURLは載らないとのことだった。残念。