チェーンメールに関してもう1つの話題。読者から「幸福のメール」なるものを送っていただいた。要はチェーンメールであるが読んでみるとなかなか感慨深いところがある。何人かにこのメールを転送すれば数日後に幸せが訪れるという内容である。私に送ってくれた人も自分の幸せのために送ってくれたのかな?。
その感慨深い中身に注目してみよう。「期待されているものよりも、もっと多くのものを与えなさい。そして、それを楽しんでやりなさい」、「良い、立派な一生を送りなさい。そうすれば年をとって、振り返ったとき、少しの間それを楽しめるでしょう」などの合計45項目の啓示が示されている。
「情けは人のためならず」とは「情けをかけてあげるのは本人のためにならない」という意味ではない。「他人にかけた情けは巡り巡って自分に返ってくる」というのが本来の意味である。幸福のメールは単にそのメールを転送するだけでなく、自らそれらを実践する人々を増やしていくことで社会が住み易くなり、幸せがもたらされるということだろう。この手のメールを単に転送だけして幸せになろうと思っている人がいたら、すぐに読み返して実践を始めよう。けど、幸福のメールには数パターンあり、単なる笑い話で「再びこのメールが自分のところに戻ってきたらお嫁に行けます」というのもある。これは実践のしようがない。
女子高生達の間では「HEAVEN’S PASSPORT」なるものが流行っているらしい。良いことをする度にシールを1枚ずつ貼って、100個たまった時点で当初設定した願い事が叶うらしい。この場合の良いこととは一般人にとっては全く不合理な「ちゃんと家に帰った」、「朝から学校に行った」などというふざけたものであったりする。とにかく「秀コラム」も100話達成したら何か自分に褒美をあげることにしよう。まずは折り返しの50話まで来た。