新しくバッグを買いたいのだが、いったい何処で買うべきか迷っている。そんなもん、バッグだからバッグ屋、鞄屋という答はあながち間違いではなかろう。しかし、バッグの販路は鞄屋ばかりとは限らない。例えば、パソコンを入れる用途となると、鞄屋よりもパソコンを売っているところが適している。現に私が今通勤で使用しているバッグは本来パソコンを入れるためのものだ。これまでもパソコン用のバッグを通勤用に使用するケースが多かった。
今回、休みの日に出かける際に持ち歩くバッグも探している。寒いときは上着のポケットにいろいろと忍ばせておけば良かったが、これから薄着になるとそうも行かない。財布、携帯電話、ウォークマン、デジカメ、電子手帳（ＰＤＡ）、ｇｉｇａｂｅａｔ、文庫本。これらをできるだけスマートに持ち歩きたい。
「買うぞ！」と決めて、店をいろいろと回るようなことはしない。何故なら冒頭に書いたように何処で買うべきかを迷っているくらいだから、行くべき目的の場所が分からない。むしろ、何かの買い物のついでにバッグが並んでいるのを見ては、品定めをやったりするが、そうそう気に入ったものが見つかるようなものではない。予算もある。ただ、本当に良いものがあれば、半ば衝動買いのように買ってしまう。
何だかバッグを買うのって、男女の出会いに似ているような気がする。知り合う場所が特定できず、ひょんなことから気に入ったものが見つかったり。サイズ、形、色などと、いろいろと条件はあるものの、最終的にはそれにはとらわれず、全体の雰囲気で決めてしまう。私はポケットがたくさんあって、機能的なバッグが欲しい。
（秀）