コラムのデパート 秀コラム

第2051話 ■コロナ交付金使途の話題~佐賀県で大騒ぎ

 今朝(原稿を書いている当日、11/27)、Facebookで我が郷里佐賀県の、いわゆるコロナ対策交付金の使い方が馬鹿らしいと話題になっていることを知った。正式には地方創生臨時交付金というらしいが、その使途についてTBSの朝の情報番組で取り上げていて、後追いで自分もその内容を視聴した。

 スポーツで使用する電光掲示板を大きな表示のものと換えて、見易くして密を防ぐ。これを170台。県立体育館のトイレを洋式に替えて、ふたをすることで水跳ねが防げる。合わせて、床も張り替えるため高額になるらしい。佐賀空港の利用者がコロナの影響で減ったので、ここに宇宙をイメージした空間を作って集客する。どう考えても無理やりすぎる。そして、最も馬鹿馬鹿しいのは、コロナ感染者への偏見や差別をなくすための「誓いの鐘」の設置を知事が肝入りで進めようとしていることだ。

 多分、この報道がなければ地元の人々もこのような使い方の検討が行われていることを知らなかったのではなかろうか?。もはや、地元民とか地元出身とか関係なく、みんなで考えるような話題だ。場所は違うが、医療従事者への感謝の意を込めて、スキー場をライトアップするなんてのもあるらしい。医療従事者はスキー場に行って、そのライトアップを楽しめるほど暇じゃない。

 このような内容が番組で紹介されていた。これに対し、佐賀県知事某氏はTBSに抗議すると県議会の場で息巻いているらしい。「誓いの鐘」は、国立ハンセン病療養所菊池恵楓園(熊本県)に佐賀が寄贈した鐘と同じものの様で、今回の番組での批判的な取り上げ方が「ハンセン病の差別への贖罪をし、将来に向けて(コロナの)誹謗中傷をなくそうという思いを傷つけ、菊池恵楓園の皆さんに喜んでいただいた鐘のことも傷つけた」(知事の発言を報道より引用)と言っているようだ。

 ハンセン病での前例に対して何かを言うつもりはない。話をすり替えてはいけない。問題は、そんな鐘を鳴らすことで本当にコロナに対する誹謗中傷がなくなると思っているか、ってことだ。鐘を鳴らすことで世の中の誹謗中傷がなくなるんだったら、まずは率先して県内の学校のすべてに「いじめ根絶の鐘」でも設置してみれば良い。もはや宗教よりも神がかっている。

 知事は今回の報道が「共にコロナと戦っている佐賀県民の心を傷つけた」ということでTBSに抗議するらしいが、佐賀県民の心が傷つけられ、全国放送で馬鹿にされたのは、あんたのせいだ!、と言ってやる。

(秀)

【参考】ロンブーチャンネル@YouTubeより

「馬鹿なの!?佐賀県コロナ交付金の使い方…。」
「佐賀県知事へ…論点すり替えるな!」
モバイルバージョンを終了