最近の傾向として、殺人事件自体は減っているが、家族殺害と、その逆の全く知らない人を殺す事件が顕著に増えているらしい。報道の仕方にもよるだろうが、殺人事件が減っているということは実感しづらいが、家族殺害と無関係者を殺す事件が増えていることは確かに実感できる。
凶悪事件が起きると被害者や容疑者の顔写真がテレビに映し出されたりするが、かなりの確率で学生時代の卒業アルバムというケースがある。果たしてあれはどれくらいの鮮度(?)まで有効なのだろうか?。卒業から10年くらいはまだありそうだが、20年経って中年になった人の、かつての卒業写真ではあまりにもリアリティがなく、使われることなかろう。それにしてもよくアルバムが手に入るものだ。マスコミが同級生から買っているらしいのだが。
アルバムだけではなく、卒業文集も買い上げられ、ワイドシューなどのネタになる場合もある。寄せ書きの言葉などの場合も。マスコミは何とか当事者に近づくような物的な記録を求めている。そして、それだけではなく容疑者の場合は犯行の動機を読み解く手掛かりを求めている。例えば、部屋から押収された猟奇小説や虐殺のゲームやビデオとか。
もし私が何らかの形で報道される立場となった場合は、きっと日々コラムを書いてメルマガで配信していたことや、そのサイトを持っていたことが取り上げられることだろう。被害者の場合、その主張は「正義感」として取り上げられ、容疑者となった場合は偏向した偽善者としてかもしれない。あー怖い。これが何よりも私にとって犯罪抑止力として機能している。
(秀)