始まったからには、いずれは終わるわけで、北京オリンピックも2週間あまりの期間を終了した。開会式で中国らしく、CGや口パクなどと「偽装」ネタを提供してくれたが、いざ終わってみると、無事に閉幕を迎えられたのが何よりも嬉しい。
お家芸のはずの柔道がなかなか振るわず、序盤は盛り上がりに欠けた感もあったが、北島の金メダルあたりから盛り返していった。予想以上の好成績をおさめたもの、期待と裏腹に振るわなかったものなどあったが、全体的に言えば、まずまずのオリンピックだったと言えよう。時差がほとんどなく、生放送で見ることができた点も良かった。
ところで、今回バレーボールの試合を見なかった。単に見落としているだけなのだろうが、ハイライトやニュースで、さほど伝えていなかった様に思える。直前まであれほど騒いでいたのにね。それ以外にも、こっそり負けてしまっていた競技もあったようだ。
さて、競技もさることながら、今回私が最も注目したいのは、デジタル放送の「データ放送」である。従来だったら、インターネットで競技結果やスケジュールの確認をしていたと思うが、今回はこのデータ放送をフル活用して情報の収集を行った。インターネットに比べると、見ているテレビのリモコンの操作で情報を取り出せるのが手軽で何より良い。
というわけで私にとって、今回のオリンピックで最も活躍したのは、デジタル放送のデータ放送だった。これに金メダル。
(秀)