スウェーデンを起源とする大型家具ショップ「IKEA」の新店が埼玉県三郷市にオープンした。千葉県船橋市の店舗には何度か出かけたことはあったが、今度の新店オープンで、我が家からはより近く便利になった。オープン後からまだ数日しか経っていない、平日に出かけてきた。
多分どの店舗も同じような作りになっているのだろう。新三郷店も船橋店のそれと全く同じ作りになっていて、新しい店に来ているというの感じは全くしなかった。平日だというのに、かつての船橋店での休日並みの客の入りで驚いた。
まず2Fから見ていく構成だ。とにかく広いワンフロアに各コーナーごとの展示が実際の部屋のイメージで並んでいる。展示されている家具類は全て見本品で、実際に販売する商品の在庫はこのフロアには置かれていない。そこで、欲しいものがあると、入り口から持ってきたメモに在庫の棚番号などを記録しておくことになる。これがIKEAスタイルだ。
家具類の展示コーナーを過ぎると、1Fに降りて、キッチンツールなど、小間物を並べていて、これらは商品をピックアップしてレジに向かうことになる。そして最終コーナーは在庫スペース。先ほどの展示スペースの商品が、巨大な倉庫のようなスペース並べられている。一見すると何処に何が置いてあるのか分からない。そこで、展示品に付いていた棚番号のメモが有効になってくる。
総じて商品の値段が安く、扱い商品の豊富さもまた魅力になっている。店内を見て回るには思ったよりも時間が掛かる。それほど大きなものを買わなくても、それなりの買い物が楽しめた。基本は買った品物を各自が持ち帰るスタイルになっている。もちろん宅配もできるが、多くの人がせっせと自分の車に買ったものを積み込んでいた。ほとんどが組み立て家具ということだ。
ニューファミリーという言葉が頭に浮かんだ。ニューファミリーなんて、今さら何ら新しい言葉ではないが、車でやってきて、必要なものを買い込んで帰っていく、そこにはちょっとした豊かさも垣間見れる。日本の家がずいぶん欧風化されていく様子を見た思いがした。
(秀)