第1634話 ■空気清浄機フィルター

 今年もまた忌まわしき花粉の季節がやってきた。今週から結構花粉が降っているように感じる。このため、私の部屋は窓を開けるのを禁止し、合わせて、布団と洗濯物の外干しを禁止した。そして、クローゼットから空気清浄機を引っ張り出してきて、運転を開始した。青いパイロットランプが私を花粉から守ってくれているようで、ひと安心。

 空気清浄機と言えば、フィルターである。自宅の空気清浄機の場合、2年に1度の割合で交換しないといけない。昨年交換したはずだから、今年はそのまま使用できるのだが、アマゾンのサイトの「おすすめ商品」でフィルターが表示された。「2年に1度だから、今年はいらないよ」と、よくよく見てみると、昨年、フィルターを「ほしいものリスト」に取り上げたため、その型番に近い型番のフィルターを薦めてきているのである。型番の近いからといって、そのフィルターが使える清浄機を持っているわけではない。所詮、アマゾンの「おすすめ商品」機能はこの程度でしかなかった。

 実際に空気清浄機のフィルターを買うとなると、インターネットでその型番を調べて、今度はその型番で価格などを調査する。そのとき、アマゾンで「ほしいものリスト」に取り上げたものの、ちょっと急いでいたため、会社の帰りに家電量販店で買って帰った。さすが量販店とあって、多くのフィルターが並んでいたが、私の欲しいものはそこにはなく、店員に言って、奥の在庫から持って来てもらった。

 店には多くの種類の空気清浄機が並んでいる。しかも毎年のように新しいモデルが出てくる。そういう意味において、私が探しているフィルターがその店にあったことは、幸運なことだったのかもしれない。けど、在庫品は店頭には並べられずに、奥にしまわれていた。こうなると、来年は店でフィルターを買うことができない可能性の方が高くないだろうか?。

 こうなると自衛のために、あらかじめ余分に買っておくのも手かもしれない。しかし、たかがフィルターも結構な金額である。2枚、3枚となると、1万円が飛んでいく。それでいて買い込んだ途端に、「その清浄機が壊れたらどうしよう?」、という新たな心配も出てくるに違いない。ああ、悩ましき季節かな。

(秀)