たまに掘り出し物が無いかと、パトロールと称してリサイクルショップ巡りをしている。敵もさるものながら、さすがはプロで値付けが実に微妙である。場合によっては、ネットオークションで買った方が安かったりするが、送料の負担を考えると、実に微妙であったりする。また、安い掘り出し物があったからと、それをネットオークションで転売して小遣い稼ぎをしようかと思うと、面倒な割には利幅が小さい。これまた微妙は値付けがされている。
そんなリサイクルショップで、時代のあだ花とも言える商品をたまに発見する。一時期、「ＷｅｂＴＶ」なるものがあったが、その端末機器が売られている。ＷｅｂＴＶとはマイクロソフトが中心となって、パソコンが無くてもテレビに接続する事で、テレビをインターネット端末にできる機器をプロバイダー事業とあわせてリリースしていた。当時は通信回線がアナログ電話回線が主流だったし、この機器もアナログ電話回線を使用するものだった。
もはや国内でこのサービスが終了して久しいし、組織自体も解散したらしい。もちろん、流行らなかった。通信環境が未成熟だったこともあるが、マイクロソフトを以てしても、テレビをパソコン化、あるいはインターネット端末化することことができなかった。テレビとインターネットとなると、ゲーム機止まりといったところだろう？。
今でもこの端末機器がアナログ電話回線に接続することで使用できるのかどうかは分からないが、今時分、わざわざ電話回線に接続してまでも使おうと思う人がいるとは到底思えない。「何でも買います」が店のキャッチコピーではあるが、こんなものまで買い取って大丈夫なのだろうか？。売れ残って、随分長いこと陳列されている。
（秀）