第1705話 ■新モバイルネットワーク端末登場

 シャープが新たなモバイルインターネット端末を今日発表した。サイズがA6サイズとのことなので、葉書の大きさということになる。形状はノートパソコンをその大きさに縮めた感じだ。もちろん、それなりに軽い。私は以前から「電子辞書のサイズのモバイル端末が出たら良いのに」と思っていた。それがまさに実現した感じだ。

 ネットブックと携帯電話の中間、などと記事では紹介しているが、私に言わせればそれは「ちょっとでかいザウルス」だ。OSもLinuxだし、画面がタッチパネルになっているところがまさに似ている。幾分パソコンに近いのは画面の解像度が高いことと、通常のLinuxのアプリケーションが使用できるであろうこと。逆にパソコンらしくないところは3秒で起動できる点で、私はこれを大いに評価している。

 やはりこの端末は持ち歩いて、屋外で使用することがメインだと思うが、どのような通信端末・回線が使用できるのかの情報がまだよく分かっていない。これで、メールができて、ブラウザが使用でき、エディターがあって、FTPクライアントのソフトからWebの更新までできてしまえば、屋外でやりたいことのほとんどはまかなえてしまう。小さいところを逆手に取って、私はこれを両手で持って、立ったまま両方の親指でキータイプしたいと思っている。

 気になる値段は4万円半ば。実に微妙なところだ。私の物欲は大いに刺激されている。けど、話題性はあっても、こういう新たなカテゴリーの商品はあまり売れるものではない。果たしてどうなることやら。個人的には大いに欲しいのだが。

(秀)