簡単な実験をやってみる。コップを用意してそこに氷を入れ、それから水を入れる。氷の量は2~3個。水の量は氷が浮かぶくらいまで。そして、水面の位置がわかるように、輪ゴムをその位置に合わせて留めておく。そしてしばらく放置。
時間の経過とともに氷は解けていき、それは水となる。さて、コップの水面の位置はどうなっただろうか?。地球温暖化により、北極の氷が解けてしまうと海面の水位が上がってしまい、水没してしまうところが出てくると言われていたりする。もしそうならば、氷が解けてしまった後のコップの水面は上がっていないといけないわけだが、水面は元のまま動いていない。
アルキメデスの原理というらしいが、難しい理屈などはわからなくとも、目の前のコップを見るとその現象は一目瞭然。北極の氷が解けると海面の水位が上昇する、と聞かされるとそんな気がするが、目の前のコップのように実際の海面の水位は変わらないのではなかろうか?。地球温暖化による海面水位上昇を主張する科学者がアルキメデスの原理を知らない(あるいは理解できない)わけではなかろうに。
一方で、氷河期には海面の水位が下がって、(後の)日本列島と大陸がつながって、大陸から動物や人類が移動してきた、とも学校で学んだような。コップの実験の逆を考えると、氷河期に海水が氷になっても、水位は変わらないことになる。さて、これらはともに間違いだったのだろうか?。
(秀)