最近の私の週末の朝は市場への買出しから始まる。市場と言っても朝早いわけでなく、土曜日であれば午前中一杯やっているので、のんびりとした休日のスタートとして、妻と末娘と一緒に出かけている。業者は朝早くから買出しに来ているのだろう。私たちが行く頃には一息ついていて、場内もややゆったりとしている。
その市場には鮮魚、精肉を中心に、業務用の各種素材などを販売している。例えば、定食や弁当に添えるポテトサラダ。これが1キロの袋詰めで売られている。同様に加工済みのスパゲティナポリタンも1キロの袋詰めで売られている。確かに需要はありそうだ。その他には、乾物屋、海苔屋、漬物屋などが複数ある。専売店とあって、品揃えが豊富である。
我が家はこの市場で肉を中心とした食材を買う。一般店やスーパーよりも価格は安い。量も少量でも販売してくれる。それでも大量に肉がドーンと並んでいる場の雰囲気というか、いつもの買い物の量に比べると多く買ってしまう。例えば、唐揚げ用の鶏肉を1キロとか。
一通り買い物が済んで家に戻ると、そろそろ昼時であった。この日、市場で買ったコロッケをほおばってみると、懐かしい味がした。朝からスーパーの朝市に駆け込むことに比べると、実に満足感の高い、週末のスタートである。
(秀)