国会に告ぐ!。「証人喚問のようなおもしろいネタ(?!)がある日には、会議を夜にしなさい」。国民の多くが関心のあるムネオ問題の証人喚問を午前中からやるとは何事だ!。これでは、専業主婦や年寄り、はたまた暇な学生かリストラ求職中の人々しか生放送でその姿を見ることができない。世の納税者たる人々が見られないような時間にやるとは本末転倒だ。これは醜態を晒したくない、自民党の陰謀に違いない。料亭なんかで酒飲んでる暇があったら、夜こそ国会をやるべきだ。
聞くところによると、NHKだけでなく、その時間には民放でさえも生で国会中継をやったらしい。ある民放では「疑惑のデパート」というテロップが表示されていたそうだ。ムネオ議員が次々と電気屋のテレビに映し出されている写真を見た。秋葉原の電気屋(しかもテレビ売り場)の店員がちょっとうらやましく思えた。インターネットのニュースで流れてくる内容では今いち緊張感が伝わってこない。衆議院のビデオライブラリを見てみたが、切手ほどの大きさの画面では欲求不満が余計に募ってしまう。
結局のところ、偽証らしい点が数点出てきたが、マスコミの報道とは裏腹にどうもすっきりしない形で逃げ切られてしまった気がしてならない。そもそもの嘘つきの発端、「NGO参加拒否問題」の真実は如何に?。そもそも時間が短いし、質問がダブっていたりしている。また、本来の疑惑の追求よりも偽証狙いのあまりにも細かな問題に時間を潰してしまっているような気がする。最後の辻本議員とのやりとりの部分ではちょっと笑えた。
本来なら下手なドラマや野球のナイトゲームよりは政治(ドラマ)の方が面白いと思う。夜に国会が行われ、委員会や本会議の傍聴ができるのなら、会社の帰りに永田町で途中下車するものやぶさかではない。何も国民の目に晒されるのは喚問される証人だけではない。十分な追求ができない野党やのらりくらりと証人をかばうための質問に終始する与党の質問者もそうだ。
(秀)