第707話 ■ムネオのウルトラC

 当のムネオ代議士は雲隠れをしているようだが、毎日次々と新しい疑惑とやらが噴出し、ワイドショーなどマスコミでは話題に事欠かない。まるで「今日のムネオ」状態だ。せっかくの反論も入札関与疑惑として墓穴を掘った形になった。ついでに私設秘書問題も。

 ムネオハウスどころか、色丹島、択捉島のディーゼル発電所施設建設に関する疑惑も噴出した。落札金額が予定金額に非常に近かったこと、落札者の三井物産が自民党の政治資金団体に多額の政治献金をしていたことである。その額、公告や入札が行われた年を含む4年間で8,590万円。もはや尋常な額やタイミングと言い訳するには厳しい。

 確かに証人喚問を注目している人も多いだろうが、更なる議員辞職や汚職によるムネオ議員の逮捕までも期待している人も少なくないだろう。少なくとも、週明け(に行われると目されている)の証人喚問を機に事態は大きく動くことは間違いなかろう。それを前に本人は公衆の面前から姿を隠し、いろいろと考えあぐねている事だろう。

 私自身、彼を擁護する気など微塵もないが、彼の北方領土支援の熱心さに免じ、ウルトラCとも言うべき、起死回生策を授けたいと思う(この文章が本人に届くはずないことは重々承知している。洒落、洒落)。それは、彼の力で「北方領土返還」を果たすことである。これまでのロシアへの貢献をネタに4島全てとは言わない、1島でも返還にこぎつければ、国民の不信感など一掃できること間違いなし。可能性&期待度とも非常に低いけど、もはやこれしかないね。

(秀)