1999年11月

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第154話 ■カジノバー

 借金とデノミの話の続きが何故「カジノバー」というタイトルか疑問をお持ちの方も多いと思うが、まずは読んでくれ。もう7年ぐらいになると思うが、六本木のとあるカジノバーに仕事帰り、仲間数人と出かけた。そのバーのカジノはお遊びで換金や景品との交換 […]

第153話 ■借金

 仮に4,000万円のマンションがあったとしよう。チラシにはその金額と共に、「月々○万円のお支払い」と、さも家賃と比較して欲しそうな金額が踊っている。しかし、即金で買う人以外は4,000万円でなんて買えやしない。多少頭金を用意しても借金が完 […]

第152話 ■愛せない二人

 読者からのメールの中にはコラムのテーマに関するリクエストがあったりする。それは9月の終り頃だった。そのメールには、「『愛する二人別れる二人』を見てますか。今会社で話題になっています。今度この番組についてコラムを書いて下さい」と記されていた […]

第151話 ■Addicted To You

 タイトルからして、宇多田ヒカルらしい。これが日本語に訳されていたら、「あなたに夢中」で、これではキャンディーズの曲になってしまう(そんな曲があったんだよ)。ところで、私が嫌いなあの歌番組「速報!歌の大辞テン」(詳しくは第3話「宇多田ヒカル […]

第150話 ■占いは「定説」か?

 またおもしろい、生き神様が現れた(正しくは宗教団体でも教祖でもなさそうだが)。「血ではなく、空気が流れている」、「食事はしなくても生きていける」、「風呂にも入りません」。そして締めは「それが定説だからです」と宣う。取材している側もこれはあ […]

第149話 ■忠臣蔵 3

 連日で忠臣蔵をテーマに書いているが、最終的な謎である「何故日本人はこんなにも忠臣蔵が好きなのか」の回答を出すには私自身、もうしばらく時間が必要な気がする。NHK「元禄繚乱」の討入りシーンを見ながらじっくり考えて、12月14日頃にその答を披 […]

第148話 ■忠臣蔵 2

 忠臣蔵を見る場合の視点はほとんどの人が、大石内蔵助の立場になっていることだろう。たまには吉良上野介の立場になって見るのも楽しいかもしれない。ストーリーは勧善懲悪の内容であるが、かなりの誇張があり、そもそもの事件が内匠頭の思い込みがあったか […]

第147話 ■忠臣蔵 1

 今年は忠臣蔵イヤーである。特別に今年が討ち入りから何周年というわけではないが、大河ドラマで「元禄繚乱」が放送されるからには忠臣蔵イヤーなのである。そのせいでもないが、関連本が多く出ているのは事実で、本棚を見返してみると、私もこの1年で6冊 […]

第146話 ■林檎哲学

 さっきから繰り返し、ビデオを見ている。タイトルは「性的ヒーリング」。主演女優は・・・、いやいや、そんなHなビデオではない。椎名林檎のプロモーションビデオを集めた、セルビデオのタイトルである。「ここでキスして。」などの五本が収録されているが […]

第145話 ■テレビが変わる

 テレビにおける近々のビッグイベントと言えば、デジタル放送への移行を挙げることができる。しかしそれはテレビの使い方が変わるか、という観点で見ればそれ程影響を及ぼすものではない。ところが、それ以上に使い方を大きく変えるような機能がこれから先、 […]