先頃発表された長者番付の上位に多くのIT関連の長者様がランクインしていたようだが、今日の話はそれとは対極にいる、新しいパソコンを満足に買うこともできない、哀れなコラムニストの話である。彼は秋葉原通いの度に、わらしべ長者の如く、パソコンをアップグレードしていった。わらしべ長者の話そのまま、元手がタダというわけではないが、非常にチープな割にはそこそこのスペックのノートパソコンを手に入れた。

●第一段階
 まず手始めに、中古パソコンショップで1台のノートパソコンを買う。7,800円(詳細は第469話「7,800円パソコン」参照)。スペック的には、CPU:Pentium75MHz、HDD:810MB、メモリ:16MB、ディスプレィ:SVGA(但し、256色)。OSもなし。必要な環境をセットして、インターネットに繋いでみるが、回線は速くてもCPUが非力なため、データ転送が終わっても画面表示がもたつく。

●第二段階
 今度はジャンク(第469話参照)パソコンに手を出す。先日買ったマシンの後継マシンのジャンク品を1,000円で購入。但し、HDDやメモリはなし。同一メーカーであるため、筐体は違うが、パーツの互換性はあるようだ。早速、前のマシンからHDDやメモリカードを移し替える。うまくはまって大喜び。これで、前のマシンとの変更点は、CPU:Pentium100MHz、ディスプレィ:色数が6万5千色に増色(解像度はSVGA変わらず)、メモリカードスロットが1つ増えた。速くなった様な気がする。ちょっと良い気分。

●第三段階
 メモリカードスロットに1つ空きができたので、メモリカードを買う。16MBで2,000円。これで、マシンのメモリ総量が32MBになる。最近のメモリに比べると非常に割高であるが、しょうがない。

●第四段階
 今度もジャンクに手を出す。運良く、筐体が同じ、同一シリーズの後継機のジャンク品を1,000円で発見。もちろん、HDDはないし、今度はFDDもない。しかし前回のマシンから使い回せるので問題はない。筐体やマザーボードそのままにシリーズ化してくれるのはこんなときうれしい。これで、CPUが133MHzになる。買って帰ってから気付いたのであるが、アップグレードはこれだけでなく、画面の解像度がXGAになることが判明。しかし、困ったことにBIOSにパスワードがかかっていて起動できない。しょうがないので、手こずりながらも解体してマザーボード上のバックアップバッテリーを外す。パーツの組み替えも終わって起動すると、本体組込みのメモリ分8MBのメモリが増えていた。これで40MB。これまたラッキー。

●第五段階
 次々とマシンスペックはアップしていくが、当初から使用しているHDDは810MBのままと、ちょっと寂しい。そこで今度はHDD探しを始める。結果、1.4GBのHDDを2,800円で購入。これまた大特価!。但し、ディスクの交換を行うとOS等の再インストールが必要となるため、この作業にはまだ着手していない。

●まとめ
 これまでの支出総額、14,600円。これを中古ショップで買うと、35,000円から40,000円は下らないだろう。XGAのディスプレィが高評価である。ジャンク品とは会社で導入していたものがリース期間が満了し、それが何等かの理由で中古市場に流れたもののようだ。だから、5年くらい前の機種となる。ディスクやバッテリーが外されていたりと、そのままでは使用できるものではないが、パーツとして見ればなかなか魅力である。さらなるアップグレードを目指して、後継機のジャンク探しはまだ続くかな?!。

(秀)