第1195話 ■テレビの将来像
正月仕事始めから数日のこと、国内のパソコンメーカーから春モデルが相次いで発表された。しかしながら新たなハードウェアやOSが組み込まれているわけでなく、どれもこれもがテレビ付きパソコンとなっている。その傾向はデスクトップのみならず、ノートパソコンまでも。それにただ見るだけでなく、それらをハードディスクに録画し、DVDを焼こうとまでしている。
将来的にパソコンとテレビが融合しあうであろうことは随分以前から予想されてきた。しかし、ここにきて、「パソコンでテレビを見る必要があるのか?」という気がしてならない。なぜならパソコンで見るテレビはテレビ受信機のそれを上回ることがないからである。パソコンで見ることの付加価値が見出せない。テレビがないわけではなかろう。所詮専用機にはかなわない。録画についてもそうだ。DVDレコーダーの方が便利である。
一方、テレビがパソコンの要素を包含していくことには期待がある。それにより新たな付加価値の発生が望めるからだ。そこでテレビの将来像をちょっと考えてみた。ズバリ!、ハードディスクが付く。そしてテレビ自体がチャンネルサーバーとなる。全チャンネルの番組を1週間分程度勝手に録画する。「見逃した」ということなく、新聞の番組表を見るように1週間分の番組を好きなときに見られるようになる。ついでにこのテレビのディスクのコンテンツはネットワークメディアプレーヤーという機械を介して他のテレビでも見ることが出来るようになる。
薄型テレビの購入には時期尚早と当コラムで以前書いたが、実のところ、大画面薄型テレビを買いたくて買いたくて仕方がない。高いという理由なら借金してでも買いたいくらいだ。それでもまだ思いとどまっていられるのは、理想のスペックを備えた薄型テレビがまだ存在していないためである。いったいいつになったら満足のいく薄型テレビを買うことが出来るのであろうか?。そのときはコラムに書くからね。
(秀)
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