第77話 ■笑う豆腐屋 ~まだ見ぬ従兄弟

 今日のコラムのタイトルは長い。しかも、また意味が良く分からない。ところで、水曜日の深夜にフジテレビで放送されている、「笑う犬の生活」をご存知だろうか?。内村光良、ネプチューンなどが出ている20分のコント番組である。内容はショートコント数本で構成され、基本的にそれらはレギューラーコントなっており、設定そのまま、ストーリーが一話完結型で展開される。以前書いた「小須田部長」もこの人気レギュラーコントの1つである。

 今回の話題はタイトルは忘れたが、ウッチャンとネプチューンの堀内がやる、不良コントである。設定は路上で、1台の自動販売機と1本の電柱の前に不良がしゃがみこんで会話をするというものである。会話の内容やコント自体の面白さはどうでも良い。私と妻には、そこに置いてあるセットの電柱が何よりも面白い。しゃがみこんでの会話のため電柱はあまり映らないが、そこには「佐賀の伝統の味 中溝豆腐店」と広告が出ている。この広告が面白いのである。

 何故?。その実在する中溝豆腐店を知っているからである。知っているどころではない、妻の親戚なのである。タネ明かしはこうだ。その豆腐屋の息子がフジテレビで映像効果のスタッフとして働いている。電柱の広告は洒落である。かつて豆腐屋の親父さんが「最近ようやくスタッフロールに名前が出るようになった」と喜んでいた。妻とは従兄弟だ。私は会ったことがない。ついでを言うと妻の実家はその豆腐屋の隣の蒲鉾屋である。爺さんが兄弟だったらしい。ようやくタイトルの意味が通じたかな?。

※その後、この不良コントのタイトルは「トシとサチ 梅屋敷の若者の全て」と判明した。