第1440話 ■時間割

 日々コラムを書いてリリースしていく上で最大の障害はネタ切れではなく、飲み会である。このため、当日、いきなり飲み会となった場合、コラムの執筆がある日は断ることにしている。一方、あらかじめ分かっていた飲み会の場合はそれまでに何とか書き上げておこうと思うが、なかなかそれができない。いつもより配信時間が遅れたり、その日の分のメルマガがその日の夜に配信されるようなときは、「前日が飲み会だったかな?」と察して欲しい。もともと、私は酒好きではないが。

 コラムの平日日刊のペースを作っていくためには、その日に書いているとリスクが高いため、前日の夜に原稿を書き上げ、その日のうちに配信予約して、翌日(発行日当日)の未明に配信されるように心がけている。まあ、現在7割方それが守れている。これって、翌日の準備を前日にやっておくようなもんだ。

 毎朝の家人と末娘(小1)の会話。「時間割、昨日やってないでしょう?。早くやって来なさい」。「あっ、やってない」。前日に宿題をやった後に鉛筆をといで、時間割を済ませておくのが基本形だろうが、うちの子はこの辺がルーズだ。当日朝に時間割どころか、宿題を始める場合もある。

 いったい誰に似たんだろう?。自分が子どものときを思い出してみる。小学生のとき、学習机なるものを持っていなかった。このため、教科書やノートの置き場所は贈り物としてもらった缶詰が入っていた箱だった。トロピカルなフルーツが印刷され、ちょっと楽しくなるデザインのものだった。蓋を上に引っ張り上げて開け、壁に貼った時間割表を見ながら時間割を済ませる。

 宿題は必ずその日のうちに済ませて、時間割も基本的には前日には済ませるようにしていた。けどたまに当日の朝、慌てて時間割をしていた記憶も確かにある。毎朝の末娘の様子を見ていたり、前日にコラムを書き上げられなかったときに、こんな時間割の話を思い出すのさ。

(秀)