第600話 ■秀チャネル構想

 いよいよ600話の達成である。思ったよりも早かった。特に100話ずつ積み重ねて行くに従って、早くなっていくような気がする。500話はつい先日のことだったような。ついでにWebサイトも開設から2周年が経った(9/22)。まずはご同慶である。100話刻みで我がコラムの基調や基本方針などについて書いてきたが、今回は私がインターネットでホームページを持つにあたって当初思い描いていた構想を披露したいと思う。

 その名は「秀チャネル」構想。もう思い立ってから、6年以上も経つ。Webサイトのトップページをテレビの番組表に見立て、それぞれのコマにリンクが貼ってある。その当時は「ポータルサイト」なんて言葉は(聞いたこと)なかったが、今思えばまさにそれだった。各コマは番組に見立てた、それぞれのサイトである。その各コマをそれぞれの得意分野を持つ人に担当してもらい、私が編成局長で、プロデューサーというものだった。

 その曜日やその時間帯でないと見られないわけではないが、トップページをテレビの番組表にしたのには親しみやすさだった。コンテンツの分量に比例して、番組表の時間軸は長くなる。番組(コンテンツ)はテレビの様に、料理や育児などがあっても良いし、スポーツや自動車などもあっても良い。もちろん、ニュースやお笑いも。但し、独りよがりにならないで、ある程度公共性を持ったコンテンツでなければならない。また、単なるリンク集でもいけない。そこには一貫したポリシーと一体感がなくてはならない。

 この構想を話してみると、結構多くの人が興味を示してくれるし、その人はコンテンツ化すれば魅力的なノウハウを持ってもいる。しかし、その人が自分でホームページを作る技術や暇を持っていなかったりする。そして私がそれを支援するようなことも無理であった。その現状は今もあまり変わっていない。

 当時と比べると、インターネットでできることは格段に進歩した。また、インターネットユーザの数も増えている。「コンテンツのデパート」というコンセプトの「秀チャネル」がいつか実現することはあるのだろうか?。hide-column.comのページがhide-ch.netのトップページに切り替わる日は来るのだろうか?。1000話達成までには何とかしたいなあ。

(秀)