2003年

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第1087話 ■尊氏&頼朝

 歴史という学問は新たな発見で書き換えられることがしばしばある。以前もこのコラムで書いたが、考古学の範囲となると、とみにこの傾向が強い。また、何も考古学の範囲でなくても書換は生じている。10年以上前に学生時代を送った人には馴染みのあったであ […]

第1085話 ■なぎさホテルにて

 私が最近好きな作家は重松清である。ほとんどは文庫本で読むようにしているが、目にした書評が気になってハードカバーも買うほどである。これは私にしては相当珍しいことだ。「流星ワゴン」と「トワイライト」。これは文庫本にまだなっていないが、それを待 […]

第1084話 ■全角&半角

 そもそも、全角とか半角とかいう言葉はコンピュータがなければ存在しなかったはず。英語圏で必要な文字(数字や記号も含む)に全角や半角の区別など存在するはずもなく、区別などないはずだが、我々の用語で言えばそれは半角である。それらは8ビット(2の […]

第1083話 ■10回クイズ

 かつて、「10回クイズ」というのが流行った。「『みりん』って10回言って」。「みりん、みりん、…..みりん」。「じゃあ、鼻の長い動物は?」と聞いて、「きりん」と答えさせようという引っ掛けのクイズである。もちろん答は「象」である […]

第1082話 ■ツッコミの時代

 世はツッコミの時代である。お笑いの世界では正当なボケとツッコミの喋くり漫才が劣勢となり、新しいスタイルのお笑いにボケというものはほとんど存在していない。それは一人でも二人でもツッコミなのである。  例えば、テツ&トモ。「なんでだろう?」と […]

第1081話 ■争点なき馬鹿馬鹿しさ

 果たして今回の総選挙の争点は一体なんだったのであろうか?。「政権選択」と当初野党第一党がぶち上げていたが、そんな雰囲気はさらさら感じられない。勢いが伝わってこない。極めつけはこの民主党による「閣僚名簿」の発表だろう。現実感が全くない。あん […]

第1080話 ■周辺記憶という物差し

 結構昔のことははっきりとそれがいつのことか、そのとき自分は何歳だったかを思い出せる。これはこんなコラムを書く上ではかなり重要な要素かもしれない。酒の席なんかでそんな片鱗を披露することがある。ちょっと懐かしい曲が掛かってきた。「この曲が流行 […]

第1079話 ■マニフェスト

 今年も早いもので残すところあと2ヶ月となってしまった。「なんでだろう?」は既にピークを過ぎ、かつての勢いはないものの、かろうじてテレビなどでの露出を続けている。脈あり、といったところ。「ゲッツ!」は子供たちの間ではまだ多少生き長らえている […]

第1078話 ■よく見てみたら

 今日は先日のツーショットポスター話のフォローとお詫びを。よく見てみたら、それは犬ではなく猫だった。私が先日のコラムに書いた、犬とツーショットの衆議選候補者のポスターは選管が用意した街角の掲示板に貼られているものとは別物だ。それは先日からも […]

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