第1078話 ■よく見てみたら

 今日は先日のツーショットポスター話のフォローとお詫びを。よく見てみたら、それは犬ではなく猫だった。私が先日のコラムに書いた、犬とツーショットの衆議選候補者のポスターは選管が用意した街角の掲示板に貼られているものとは別物だ。それは先日からも気が付いていた。てっきり、チワワ犬を抱きかかえているものと思っていたが、改めて今朝そのポスターを通りすがりに横目で見てみたら、ポスターの中で候補者が抱きかかえていたのは猫だった。ペルシャ猫のような、いかにも高そうな猫。

 選管の掲示板に貼り出されているポスターではないので、このポスターを目にするのは朝の駅頭でしかない。それも候補者の名前を連呼している運動員の一人が遺影のごとく抱きかかえているに過ぎない。このため近寄って見るわけにもいかない。だから誤認が生じたわけでもあるが。ついでに言うと、あまり近づくと運動員の一人である地元の市議会議員が私を見つけて、名前を呼んで呼び止めようとするのだ。歩いている他の人も振り返る。現に私は前回そんな目に遭っている。

 ところでこの猫と一緒のポスター。選挙用として公式に使えるものなのだろうか?。選管の証紙シールは貼ってあるのか?。それこそ立ち止まって、近寄らないと確認できない。しかし今の時代、そんなポスターくらいパソコンで簡単に作れてしまう。少数ならなおのこと。だから実はチワワバージョンと猫バージョンがそれぞれ存在していて、日替わりで使用しているのではないかと今だに思っている。

 ついでに党幹部とのツーショット情報だが、前回は小泉総理との両手握手によるツーショットを見せてくれてたこの候補者。予想通り、今回は安倍幹事長との両手握手ツーショットだった。犬と猫を見間違え、コラムで嘘を書いてしまったことで、気まずい気持ちになっていたが、予想通りのこのツーショットポスターを目にしたときは、ちょっと救われた気持ちになった。癒されて喜んでいる場合ではないのだが。

(秀)