2016年

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第1844話 ■誤用の許容範囲

 私は、言葉についてはかなりコンサバ、保守的である。言葉本来の意味を大切にし、近年見られる誤用などについては、どうも看過できない。もちろん、自分も知らずに誤用していることもあると思うが、とりあえず棚上げにして。  「早起きは三文の得」なんて […]

第1843話 ■読み返したい本を探す

 実際に本を最も大量に読んでいたのは、今から十数年前で、主に通勤時間に文庫本で小説やエッセイなどを読んでいた。途中で読み終えた際の次の本と、気分転換のために別ジャンルの本といった感じで、カバンの中には常に最低3冊の本が入っていた。もちろん、 […]

第1842話 ■納得の落とし所

 世の中を「納得」という尺度で計ってはいけない。世の中は、誰かの納得では決して動いていない。少なくとも、法律なんて誰かの納得のためになんて作られていない。  舛添都知事の疑惑問題について。テレビでは連日のネガティブ報道合戦である。コメンテー […]

第1841話 ■運命論にご用心

 「それは運命です」と言われて納得できるのなら、それ以上に楽なことはない。以前は私もある種の運命論者だった。例えばデパートでの中古カメラ市に行って、欲しいものが見つかった。ただ、それを買うかどうか即決するには悩ましい。中古品は基本的に一点も […]

第1840話 ■男はつらいよ 第42作

 在りし日の渥美清氏を一度だけ見掛けたことがある。平成元年の年末の帰省時に羽田空港から福岡空港行きの飛行機に乗り込むタイミングで見掛け、同じ飛行機で福岡まで行った。別に寅さんの格好をしていたわけではないが、周りとはちょっと違ったオーラを発し […]

第1839話 ■日峯さんと佐賀新聞

 大学生の時に、教授の手伝いでアルバイトをしたことがある。地元の新聞である「佐賀新聞」のバックナンバーが35ミリのフィルムに複写して保管されているので、それを紙に印刷する作業だった。教授から借用書を預かり、新聞社に出向いてフィルムを借り受け […]

第1837話 ■コンビニ店員のコモディティ化

 私が日頃の生活で最もお金を落としているのが、近所のコンビニで、次いでアマゾンではないかと思う。近所と言っても、片道約千歩、往復で約二千歩。ちょっとした散歩を兼ねて、急いでいない場合は歩いて行くことが多い。十数年前にはこのコンビニのもっと近 […]

第1836話 ■給食への異物混入騒ぎ

 郷里での最近の事件。全国的には全く話題になっていない。佐賀で学校給食に異物が混入していたという事件が、同じ学校において先月3日連続で起きている。民間の、いわゆる給食センターが納入している学校給食にセロハンテープが混入していた。長さ28ミリ […]

第1835話 ■局地的エッセイの書き出し

 「秀島」という名前の源をたどると佐賀発祥のモノだと思われる。佐賀でもそれほど多い名前ではないが、たまたま今の佐賀市長の苗字は秀島である。たどっていくとどうかは分からないが、近い親戚ではない。関東では「ヒデジマ」と読み間違える人が多いが、概 […]

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