第1427話 ■秀コラムのあらまし

 最近、新しい読者も増えたことなので、「秀コラム」のあらましについて書いておこうと思う。基本的にはバックナンバーの中にこれらの情報は書いてきたつもりであるが、いかんせんバックナンバーが増えすぎたし、情報が点在しているので、改めてまとめておこうと思う。

 秀コラムは99年4月に誕生した。それまで会社で取引先に配布する冊子で雑文を書いていたが、それが終わってしまった。それまではパソコン関係の話を書いてきたが、それが終わったことを契機に本来自分が書きたい、広範囲なテーマを掲げ、「コラムのデパート」という冠を付けた。ちなみにこれは泉麻人氏の「コラム百貨店」という本のタイトルから勝手にいただいた。秀コラムは「ひでこらむ」と読み、秀は私の苗字に由来している。

 コラムのデパートを名乗るからには幅広いテーマを対象にコラムを書いている。当初、記憶に残る懐かしい話を書き留めておこうという意図もあった。そして単なる知識や人から聞いたこと、調べたことではなく、いずれも自分の原体験を交えて、自分にしか書けないオリジナルの文章にこだわっている。逆に、嗜好の違う分野の話は書けない。このため、深いスポーツの話題やアウトドアのネタはない。

 最初は公のメルマガというスタイルではなく、会社のメールを使って、知人30人ほどに送ることから始まった。カムフラージュのため、メールの表題は「商談事例 No.XX」とした。それを平日日刊で繰り返し、100話に達成した時点でWebサイトを作り、150話に達した時点で本格的なメルマガに転向し、会社からのメール配信を止めた。

 当初はがむしゃらに平日日刊のペースを守って配信を続け、4年で1000話を達成した。当時はテレビもずいぶん見ていたし、本も読んでいた。今振り返れば、それだけの時間を使いながら、日々のコラムがよく続いたと不思議な思いがする。その後、その反動からかペースが乱れて不定期になり、週刊程度にまでなったが、現在1400話を超えたところまで来た。最近はまた心を入れ替え、平日日刊のペースを守っている。

 「これ以上に楽しいことが見つかったらいつでもやめる」と公言しながらも続いている。ここまで来たからにはまだまだ当分続きそうだ。末永くお付き合いいただきたい。

(秀)